優しくて優しくない君へ。
その網の中で、小さな箱に世界を統べても君がとらわれませんように。
時空のない場所で、符号化された幻を見ても君が君でいられますように。
有り得ぬ花園で、粘つく電気的な影に触れても君が飲み込まれませんように。
そしていつでも朝が来たら、夢から覚めて無為な現実へと戻りますように。
どのパズルにか合わさる場所はあるから、儚い現を見捨てないで。
どこにも、いかないで。