注意事項。
「ひぐらしのなく頃に」二次小説。
皆殺し編までのネタバレあり。
某「オヤシロ様」が出てきてるあたりものすごく。
梨花ちゃん視点。主に会話。






















「私は、生きたいだけなのに」
















また、今回もやってくる。

私の、死ぬ日が。



「・・・羽入。今日なのね?」
「あぅあぅ・・・」
ほら、問い詰めればすぐ困る。
でも・・・
「・・・梨花も分かっているのですね。・・・そうなのです」
何回も聞いてきた台詞が、反芻される。
「僕は梨花が呼ぶまで、消えていますです」
そう言って、羽入はこの場から立ち去った。

さて、今回は何をして過ごそうか。
哀しいことに、今の私には抗う気力は残っていない。
・・・いつものように、押入れにしまってあった瓶を出す。
色のつく程度に薄めて、口に含んで。
幼い体に回る酔いを楽しむ。



「ん・・・つまらない」
私自身に呟いて。
「羽入・・・いる?」
「はいです。何か御用なのですか?」
「つまらないから話し相手になって」
どうせ、最後の数時間なのだから、と微笑んで見せる。
羽入が哀しそうな顔をした気がするけれど、知らない。

「あと私たちは、どのくらい戻れるのかしら」
「・・・あぅ・・・」
「どのくらい、私は耐えられるのかしら、ね」

ああ、やっぱり。
やっぱりそういう反応をする。

「くすくすくす・・・
 私にも、分かっているのよ。もうずいぶん傷ついてきたことぐらい。
 ・・・きっと、あと一度。その程度ね」
言葉を切って、羽入を眺める。
困った顔をして目を潤ませている。
・・・本当、面白い。

「でもね?私は学んだの。
 皆が力をあわせれば、奇蹟は起きるものだと。
 この記憶は忘れてるかもしれないけれど、でも。

 羽入・・・今度は、あなたも力を貸して」



「昭和58年の6月を、越えられるように」

「・・・梨花・・・もしも僕が覚えていなかったら、その時はどうするのですか?」
「思い出させるわ」

少し強引なのかもしれないけれど。
でも、そうじゃないと私は前にいけないから。
雛見沢の皆が、またそれを教えてくれるだろうし。

「・・・最後のわがままくらい、聞いてくれないの?」
これで、どう返答してくれるか。
もしかしたら、ここに命がかかってるのかもしれない。

「・・・梨花の気持ちは分かりました。
 僕も、梨花に死んで欲しくは無いのです。
 だから・・・できることは、お手伝いしますです」



外から荒々しく錠を壊す音が聞こえる。
・・・さて、逃げても一人ではたかが知れているのだから、
今回はサイコロに身を任せよう。



「羽入・・・6が出ることを、一緒に祈って」










あとがき。
なんかやっちゃったよものすごく・・・
祭囃しやりたい衝動をこちらに。

23:18 2006/08/18