此処は火影邸の書庫。
その中でも、禁術ばかりを集めた棚に、俺らがいた。
ふと隣を見ると、シカマルが興味深そうに古い書物を読んでいる。
「シカ、面白いものでも見つけたのか?」
「ああ」
俺は横からそれを読んだ。
思わず顔がにやける。
「この術はいいな・・・カカシにでも試すか?」
「了解」
翌日・・・
俺らは影分身を任務に行かせ木陰で観察していた。
カカシはいつものように遅れてきた・・・が。
否、カカシだとわかるのは俺とシカ位か・・・
子供の姿になっていた。
「「誰(だってばよ)?」」
「誰・・・・・・まさか、カカシか?」
サスケがたずねている。よくわかったな。
「せいかーい!いやあ、寝る前に子供って楽そうだなって思いながら寝たらこうなっちゃっててね。」
(なあ、あの術は声に出さないと発動しないはずだが?)
シカが俺に聞いてきた。
だって・・・
(そのほうが面白いじゃん)
(まあ確かに。つまり、思った事と言った事がああなるわけだな?)
(ああ)
「カカシー!何やってんだよ。合同任務だろ?」
アスマ率いる10班がやってきた。
「聞いてないってばよ!」
「・・・忘れてた」
おいおい。そんなんで上忍やってていいのかよ。
「で、先生、今日の任務は?」
「大名屋敷の草むしりだよ」
「・・・めんどくせぇ」
(・・・相変わらずだな、7班の任務は)
(あの野郎が・・・九尾がいるからなんじゃないか。もっともお前のところもだろ、シカ)
(まあ、そうだけど)
「今から割り当てを決めるよー」
「カカシ、今のお前が言ってもあまり意味ないと思うぞ」
アスマ、あんたすごくあってる。
「やだ、俺が決める!」
駄々っ子だな、だが今の状態だと・・・
「・・・わかった」
「てことで、俺とナルトとシカマルで裏をやって、他の人でこの一帯ね」
「・・・まあいい。解散!」
「ナルト。シカマル。そろそろ出てきてくれない?」
これがいつもだったら出ないんだけどな・・・だが。
「「何か御用ですか?カカシ上忍」」
氷のような笑みを浮かべて出てきてやる。
今のあいつの言葉は絶対だからな。
「草むしりはやりませんよ。今の貴方ならすぐに終わらせられるでしょう?」
「ちょっと草むしりが終わったあとに話がしたい。聞いてもらえるよね?」
「カカシ上忍?今の貴方の言葉は・・・まあ、ともかく草むしりを終わらせてください」
シカが言った直後に草は全てなくなっていた。
この術はすごいなとしみじみ思った。
こんなことなら俺にかければよかったな。
だけどやっぱり・・・利用するほうがラク。
「で、聞きたいことなんだけど」
だいたい予想はつくけどな。
「何で俺は子供から戻れないんだ?」
「最初にかかったものは1週間ほど元に戻らないようにしておきましたので」
「何ー!」
俺らの希望もかなえなくちゃいけないしな。
「で、俺らの希望ですが・・・ちょっと火影邸までついてきてくれませんか?」
アスマたちが終わるのはまだまだ先でしょう?
そうも語ってみる。
数分後、火影邸にて
「「「失礼します」」」
「ナルトとシカマルと・・・・・・カカシか?何故子供になっておる?」
「火影様。実はですね・・・」
カカシがいきさつを話す。「思いながら寝たら・・・」でわかるとは思わないけどな。
「お主らか?やったのは」
「ご名答。・・・ということで、火影様、暗部の方に1週間の休みをいただきたいのですが」
シカ、ということで、って・・・つながってない。
(いいだろ。お前だって休み欲しいだろ?)
もしかして俺の考えてることわかったのか?
(ああ。ちょっとこいつに思わせてみたからな)
・・・まあ、いいか。
「・・・駄目じゃ。お主らは・・・暗部にとっても重要じゃろう?」
冷や汗を流しながら恐る恐る言っている。
そういう反応するとは思ってたけどな。
ククク・・・秘密兵器のお出ましだ。
アイツがいなかったらこの「お願い」はしてないしな。
1週間なんて長期のは。
「火影様。今俺はこっちにつかざるをえない状況なので・・・ナルトとシカマルに休みを与えてくれませんか?」
疑問形だが強制力のある言葉を口にする。
「・・・しょうがない。1週間だけだぞ」
俺達は休みを勝ち取って意気揚々と大名屋敷に戻っていく。
ついてみると、すでにアスマたちも草むしりを終わらせていた。
「カカシ、遅いぞ」
「一体何をやるとこんなに遅くなる」
「「「そう(だ)よ」」」
みんなから非難にあったが、そこはドベと言うことで解決した。
いつになったら本当の俺らに気づくのだろうか?
(まあ、いつか・・・だな。1番ありそうなのは誰かがばらしたときじゃん?)
まあ・・・確かに、な。
任務が終わり、俺らはカカシに、
俺らに関することはしゃべったり、思ったりしないよう念を押した。
そうじゃないと・・・後が怖いからな。
カカシはそれを聞いて、
「そんなの俺に言ってもわからないもん。里中に言いふらしちゃお」
翌日・・・里中がパニックになったのは言うまでもない。
――あとがき――
はい、スレシカ+スレナルの小説でした。
微妙にバレネタだったりするけど・・・わかりますか?
わかりやすくは書いていませんが・・・
テーマは、「ありきたりなような感じだけどなさそうなもの」です。
メイさん、こんなんでよかった?
なんかむちゃくちゃになっちゃった気がするけど。
小説を書いたのは小学校のころにやった、帰ってこなかったリレー小説以来です。
まあ、ちゃんとしたのを書くのは初めてなんで・・・微妙でも勘弁してください。
キャラがぶっ壊れてるかもしれないけど、まあほっといてください。
次送るときはもっといいの書けるようにがんばります・・・
さて、カカシにかけた術がどんな術かわかりましたか?
ヒントはこの小説の題名です。
・・・わかる人いるのかな?
2004/07/17
祝!サイト開設1周年!の思いを込めて。