文学史 二学期期末範囲
<中世の文学>
貴族階級の没落、武士階級の台頭、庶民社会の成長
『新古今和歌集』・・・王朝文化への思慕と憧れ
女房日記、擬古物語も多く作られる
世阿弥に代表される能の幽玄な世界も王朝美への憧れの一つ
『平家物語』『太平記』など多数の軍記物語
不安な日常から新しい仏教の誕生、法語という宗教文学の成立
仏教説話集も著述
和歌
新しい和歌への動きは藤原定家へ
後鳥羽院
・・・貴族文化である和歌を推進
「千五百番百合」などを開催、有力な歌人の一人として活躍
『新古今和歌集』
定家が幽玄を更に推し進め「妖艶」「有心」の詩境を目指す
『百人一首』
藤原定家撰か。
『金槐和歌集』
源実朝作。新古今調→万葉調
十三代集
定家により『新勅撰和歌集』
定家の後、藤原為家に引き継がれる→死後、三家に分かれる
京極為兼ら京極派中心『玉葉和歌集』『風雅和歌集』
室町前期に至るまでに八大集のあとに続く十三代集が成立
南北朝、室町時代の和歌
和歌は武家のものとなり、今川了俊と正徹が活躍
連歌
無心連歌・・・滑稽を主とする
有心連歌・・・和歌的情趣を詠む、堂上貴族の中心となっていく
『菟玖波集』
二条良基が救済の協力の下に最初の連歌撰集をつくる
『連歌新式(応安新式)』を制定、連歌論集『筑波問答』などを著す
五山文学の学僧と和漢聯句を行い一般の連歌から離れる傾向に
連歌の完成
心敬は『ささめごと』などの中で優れた芸術論を述べる
『水無瀬三吟百韻』
宗祇他作 宗祇・・・連歌の完成
俳諧連歌
無心連歌の流れを汲む
山崎宗鑑『犬筑波集』、荒木田守武『守武千句』などが有名
物語
擬古物語・・・宮廷社会の恋愛を題材とする
『無明草子』に多数の作品の名が見られる
軍記物語・・・戦乱と変動を続ける時代、人間を主題とする
『保元物語』『平治物語』など
『平家物語』
仏教的な無常観に基づきながらも、美しく描かれている
琵琶法師により「平曲」として語られるうちに成長
『源平盛衰記』なども『平家物語』の異本の一つ
和漢混交文で書かれる
『太平記』
近世には太平記読みによって講釈
漢文色の強い和漢混交文で、道行文は有名である
道行文・・・旅の情景や旅情を韻文調で表現したもの
『義経記』『曽我物語』なども
歴史物語
『増鏡』、慈円『愚管抄』、北畠親房『神皇正統記』
説話
中世は説話の時代とも言われるほど多数の説話集が余れる
『宇治拾遺物語』
和文調、説話文学の代表的作品
『十訓抄』や『古今著聞集』なども
仏教説話
鴨長明『発心集』、無住『沙石集』など
御伽草子、キリシタン文学なども