地理 一学期中間範囲
第一章 地球と地図
第一節 地球
1,地球の大きさ
表面積 5.1億km^2(陸地1.5億km^2、海洋3.6億km^2)
子午線全周…40008km
赤道 全周…40075km ←遠心力の影響
2,大陸と海洋
陸地の平均高度 875m
海洋の平均深度 -3800m
3,時差
時差:世界の国々で採用する標準時の時刻差(経度15度につき1時間)
標準時
1884年、イギリスの旧グリニッジ天文台を通る経線
(本初子午線)の時刻を世界標準時(GMT)とした
東経はGMT+Xで表し、西経はGMT-Yで表される
サマータイム
夏場に標準時を1時間はやめる
←エネルギー消費量を減らすため、アフター5を充実させるため
第二節 地図
1,地図の分類
縮尺
分数表示にしたときに分母が大きいほうが小縮尺、逆が大縮尺
実測図と編集図
実測図…測量、空中写真判読、GPSなどを用いる
編集図…実測図を編集したもの
一般図と主題図(テーマ図)
一般図…あらゆる用途に対応できる図(地形図、地勢図)
主題図…特定のテーマについて表した地図
2,様々な図法
面積、方位、距離、角度、形状のどれに重点を置くかにより変わる
正角図法…角度が正しいもの
メルカトル図法
緯線と経線が直角
航海のときに便利である
高緯度ほど面積が拡大、東西が分かりにくい、大圏コースが分かりにくい
cf.ミラー図法:メルカトル図法よりも高緯度の拡大を抑えた図
正しい要素が存在しない
正積図法…面積が正しいもの
サンソン図法 :緯線が等間隔、経線はサインカーブ
モルワイデ図法 :経線が楕円カーブ 低緯度の精度が落ちる
ホモロサイン図法:高緯度がモルワイデ図法、低緯度がサンソン図法
40度44分を境としている 海洋部を切断
正距図法…距離が正しいもの
正距方位図法:中心からの距離、方位が正しい 航空図として利用
3,地図の歴史
古代
バビロニアの(世界)地図(B.C.700)
世界の中心が首都バビロン、地球は円盤状
プトレマイオスの世界図 (A.D.150)
地中海地域の形はかなり正確
地球一周が32000km
インドが経度180度付近
中世
Toマップ
エルサレムが中心、地球が円盤状、東が上
近世
マルティン=ベハイムの地球儀(1492)
現存する最古の地球儀、アメリカ大陸が無い
メルカトルの世界図 (1569)
南半球があやふや、北極に大陸がある
日本の地図
行基図…江戸時代まで使用、当然旧国名
大日本沿海與地全図…伊能忠敬により作成
第二章 自然環境の地理
第一節 地形
1,プレートテクトニクス
世界の山脈や地震、火山の分布を地球表面を覆っている10数枚のプレート
(板状の岩盤)の動きによって説明しようとする考え方
略史
1912 アルフレッド=ウェゲナー「大陸移動説」→学会に認められず
1950年代 海洋調査が進むにつれて復活
1970年代 プレートテクトニクス理論となる
プレート境界の種類
広がる境界
マントル(アセノスフェア)が上昇してくるところ
海底の場合…海嶺 例 大西洋中央海嶺
陸上の場合…地溝帯 例 東アフリカ大地溝帯
狭まる境界
プレートがマントルに沈み込んでいくところ
大陸に海洋が沈み込む場合…海溝 例 日本、インドネシア、チリ
ずれる境界
異なるプレートがすれ違っていくところ
例 サンアンドレアス断層(カルフォルニア)
ホットスポット
プレート境界と関係なく、マントルが直接上昇している特異点
例 ハワイ諸島
2,地震と火山
海溝型地震と直下型地震
海溝型地震
発生メカニズム…海洋プレートが沈み込むときに大陸プレートを引きずり込む
その摩擦の限界を超えて跳ね上がるときに発生
周期 …短い(100年から1000年ごと)
規模 …大きい
被害 …広い範囲に被害、揺れ自体は小さい
二次被害 …液状化、山崩れ、津波
直下型地震
発生メカニズム…活断層が動くことにより発生
周期 …長い(1000年から100000年ごと)
規模 …比較的小さい
被害 …狭い範囲に大きな被害
二次被害 …液状化、山崩れ
緊急地震速報
地震の発生後に発令し、各地の震度予測や被害の軽減を行う
火山
楯状火山…裾野が広く、玄武岩質であり、噴火の回数が多く穏やか
噴出物は溶岩であり、ホットスポットの火山がこれに当てはまる
成層火山…噴出物は火山灰や軽石で、富士山や浅間山などが当てはまる
カルデラ…流紋岩質であり、噴火の回数は少ないが破局的噴火である
噴出物は火山灰、火砕流であり、阿蘇山や十和田湖が当てはまる
3,山地地形
褶曲山地
大陸プレート同士の衝突により隆起した山脈
例 アルプス山脈、ヒマラヤ山脈
断層山地
断層の動きによって隆起した山脈
地塁 …両側に断層があるもの
傾動地塊…片側にのみ断層があるもの
4,平野地形
侵食平野
地質構造 …構造平野
地表面の概観…準平原
構造平野
古生代以降に堆積した地層が水平(または緩やかに)に堆積している地層
メサ、ビュート…硬い地層が削り取られたもの
ケスタ
硬い地層が削り残され、階段状になった緩斜面 例 パリ盆地
準平原
長い間を掛けて平坦面になった土地
堆積平野
扇状地
山と平野の境界に形成、砂と石からなる→水はけがよい(=水田には不向き)
住宅地は湧水のある扇端部
河岸段丘
河川に沿って形成された階段状の地形
段丘面と段丘崖がある
自然堤防、後背湿地
自然堤防…川の両側に形成された砂からなる水はけのよい微高地
後背湿地…泥や粘土からなる水はけの悪い低湿地
三角州(デルタ)
河口付近では傾斜が緩いので河川が分流する
水はけが悪い土地が多い
鳥趾状三角州(ミシシッピデルタ)
海流が遅め、土砂流入量が多い
円弧状三角州 例 ナイル川
カスプ状三角州
海流が速く土砂流入量が少ない
5,海岸地形
沈水海岸
陸上で削られていた山地や丘陵が沈水→複雑な海岸線が多い
リアス式海岸
海岸付近の山地や丘陵が沈水したもの
水深がすぐ深くなるため漁場に向く
平地が少ない、津波が増幅される
フィヨルド
氷河によって作られたU字谷が沈水したもの
かなり内陸まで深い谷が続くので水運に便利
平地が少ないので大都市にはなれない
エスチュアリ(三角江)
河口部が沈水して出来た三角形の入江 例 ラプラタ川、テムズ川
離水海岸
海岸段丘
地震などによって隆起した階段状の地形
海岸線と平行に崖が出来る
海岸平野
海の後退につれて砂丘と低地が交互に発達した平野
海は遠浅
砂地形
河川から流入した砂が海岸部に体積
→海流が速くなく海が遠浅
砂嘴
砂州…砂嘴が大きくなったもの 例 天橋立
陸繋島 離れ小島が砂でつながったもの 陸繋砂州(トンボロ)という
ラグーン サロマ湖など
6,その他の地形
氷河地形
大陸氷河…現在では南極とグリーンランドに存在
氷期にはユーラシア大陸、北米大陸にも
山岳氷河…高い山の山頂付近に存在、地球温暖化により縮小
U字谷…氷河の侵食(氷食)により出来た幅広の谷
カール(圏谷)…氷食によりつくられた馬蹄形の谷
ホルン(尖鋒)…山頂の周囲を氷食された尖った峰
モレーン(堆石)…氷河によって削られた岩屑が堆積したもの
氷河湖…氷食された低地に水がたまったもの
カルスト地形
水はけがいい→地下水になる
セメント工場が立地
鍾乳洞…溶食により出来た地下洞
ドリーネ、ウバーレ、ポリエ…地表に出来た凹地