家庭科 二学期中間範囲
 たんぱく質を多く含む食品
 �@魚介類   約20%
 �A獣鳥肉類  約20%
 �B卵     約12%
 �C大豆    約35%

 �@魚介類
  成分
   水分    70〜80%
   たんぱく質 16〜22%
     →良質のたんぱく質(アミノ酸価100)
   脂質    赤身魚約20%、白身魚約1%
     →多価不飽和脂肪酸
   炭水化物  1パーセント弱
   ビタミンDなど
    鰻にはビタミンAが含まれる
  魚の旬…産卵期の数ヶ月前
   うまみ成分 イノシン酸 …鰹節、煮干
         グルタミン酸…昆布
  死後硬直と自己消化
   動物が死ぬと、肉自身の持つ酵素の作用(自己消化)により、
   肉質が硬くなっていき、保水力とうまみがなくなる魚はこの段階で食べる
   さらに熟成させると肉質が軟化し、保水力とうまみが増える
   さらにほうっておくと腐敗する

 �A獣鳥肉類
  牛…ビタミンB2 豚…ビタミンB1 鶏…ビタミンA
  加工品のハム、ソーセージなどは豚肉に他のものを加えている
  成分
   水分    約70%
   たんぱく質 約20%  →良質
   脂質    5〜20%  →飽和脂肪酸
   炭水化物  微量
   無機質類も豊富である









 �B卵
  鶏卵の場合、卵殻:卵白:卵黄=1:6:3ぐらいである
  卵黄、濃厚卵白、水様卵白からなっている
  成分
   水分    76%
   たんぱく質 約12% →良質
   脂質    約10%(卵黄部) リン脂質(レシチン)
   炭水化物  1%以下
   ビタミン(C以外)、無機質に富む
  調理性
   たんぱく質
    アルブミン、グロブリン(卵白)…気泡性
    熱凝固性(卵白72℃、卵黄68℃)
   脂質
    レシチン…乳化性
   希釈性や粘着性もある

 �C大豆
  豆類 糖質やたんぱく質が多いもの → 餡を作れる
     たんぱく質や脂質が多いもの → 餡を作れない
  大豆の成分
   水分    約12%
   たんぱく質 約35% →良質
   脂質    約19% →不飽和脂肪酸
   炭水化物  約28%
  大豆の加工品は教科書や資料集参考のこと


無機質
 C,H,O,N以外の元素をいう 約4%を占める
 体内では合成できない → 食品摂取する必要がある

 Ca
  99%が骨歯に存在する残りの1%は筋肉や血液中
  欠乏症  骨粗鬆症
 Fe
  人体4〜5g ヘモグロビン(血液中)、
        ミオグロビン(筋肉色素)に主に存在
  欠乏症  鉄欠乏性貧血
   ビタミンCはFeの吸収を促進する
   タンニン はFeの吸収を阻害する


 P
  Caの吸収を促進したり阻害したりする
  Ca:P=1:1〜2のとき吸収を促進
  Pがそれ以上だと吸収を阻害する
  リン酸塩…加工食品、化粧野菜などに含まれる
 Na
  Kとのバランスが重要
  過剰症  高血圧症
  (Naの量*2.54=塩の量となる)
 I
  甲状腺ホルモンの主成分  海草、魚など
  欠乏症、過剰症  甲状腺腫
 Zn
  欠乏症  味覚異常

 無機質を多く含む食品
 �@牛乳と乳製品
  種類別 牛乳 …生乳100%
      加工乳…生乳+乳製品
      乳飲料…牛乳や加工乳に果汁や甘みなどを加えたもの
  牛乳の殺菌法
   LL牛乳…未開封であれば約三ヶ月もち、常温保存が可能である
 �A海藻
  食物繊維を多く含む → 低カロリー食品
  昆布の旨み…グルタミン酸、マンニット(表面の白い粉)


ビタミン
 脂溶性ビタミン…ビタミンA,D,E,K 4種類
 水溶性ビタミン…ビタミンB群,C  10種類

 脂溶性ビタミン
 ビタミンA(=レチノール)
  カロテン…体内でレチノールと同じ働きをする 効力は12分の1
  欠乏症  とり目(夜盲症)
 ビタミンD
  Caの吸収を促進
  紫外線の働きで体内合成される
  欠乏症  くる病(子供)、骨軟化症(成人)
 ビタミンE
  酸化防止


 水溶性ビタミン
 ビタミンB群
  エネルギーになるための各栄養素がエネルギーになるための手助けをする
  B1     欠乏症  脚気
  B2     欠乏症  口角炎、口内炎
  ナイアシン 欠乏症  ペラグラ
 ビタミンC
  血管を丈夫にする
  抵抗力をつける
  酸化防止
  欠乏症  壊血病

 ビタミンを多く含む食品
 �@野菜
  緑黄色野菜
   可食部100g中にカロテンを600マイクログラム以上含む野菜
    =有色野菜
  トマト、スイカの赤色…リコピン
  水分が多く、炭水化物はほぼ食物繊維
  たんぱく質と脂質が少なく、ビタミンが多い
  無機質…K
  旬がある

 �A果物
  炭水化物は糖質(果糖など)を含むので甘く、
  野菜と比べるとエネルギーが多い
  酸味…有機酸
  ペクチン(多糖類)に糖と酸を加え加熱するとゼリー状になる
   ジャム、グミ、ゼリー、キャンディなど


5,その他の食品
 調味料
  味噌
   大豆+こうじ+塩→熟成
   こうじの種類…米こうじ、麦こうじ、豆こうじ
   それぞれの名前に対応した味噌になる(米味噌、など)
   塩分濃度…甘味噌は5〜8%、辛味噌は10〜13%
   熟成期間が短い順に白味噌、淡色味噌、赤味噌となる
    信州味噌―米、淡色、辛味噌(12%前後)
    西京味噌―米、白 、甘味噌(5%前後)
    八丁味噌―豆、赤 、辛味噌(11%前後)

  醤油
   大豆+こうじ+塩→熟成
   濃口 塩分約15% 色が濃い
   薄口 塩分約16% 色が薄い
  食酢
   酢酸 約4%
   殺菌効果、食欲増進
 香辛料
  からし、わさび、シナモンなど
  殺菌効果、食欲増進
 嗜好食品
  茶
   緑茶 …不発酵茶
   烏龍茶…半発酵茶
   紅茶 … 発酵茶
   カフェイン…苦味
   カテキン(タンニンの一種)…渋み
  アルコール飲料
   アルコール 7kcal/g
   �@醸造酒…米、麦、果実などを原料として発酵させた酒
     米…清酒、麦…ビール、果実…ワイン など
   �A蒸留酒…�@を蒸留してアルコール濃度を高めた酒
     焼酎、ウイスキー、ブランデーなど
   �B混成酒…�@�Aに香草、果実などを漬け込んだり着色料などを加えたりした酒
     梅酒、キュラソー、みりんなど
   みりん
    本みりん    アルコール分約14%  糖分約40%
    本直し     アルコール分約22%  糖分約 8%
    みりん風調味料 アルコール分1%未満  糖分約60%
 保健食品
  健康食品
  保健機能食品
   特定保健用食品
   栄養機能食品









・ライフステージ別の食事の留意点
 幼児(1才〜小学校前)・・・
  成長が著しく良質蛋白質、無機質(特にFe,Ca)、
  ビタミンが多く必要で、消化器官は未発達、食習慣や味覚の基礎がつくられる
   →薄味で消化のいいように調理し、盛り付けを工夫する
   間食は時間を決め、内容に気をつけ、水分も十分とる
 青少年・・・
  身長、体重の増加が著しく運動も活発、最もエネルギーが必要
   →一般に肉や濃厚な味付け、洋風の料理を好む
    牛乳、野菜、果物の摂取にも気をつけ、女子は鉄分が不足しないようにする
 成人・・・
  生活が仕事中心になる 基礎代謝が低下し、栄養所要量は減少
   →生活習慣病予防のためエネルギー、食塩、動物性脂肪の摂りすぎに注意
 高齢者・・・
  消化機能、食欲が衰え、運動量も少なくなる
  カルシウムの吸収が悪くなり、骨や歯がもろくなる
   →和食を好む 消化の良い食品を選び、蛋白質、Ca、植物性油脂の不足に注意
    水分、食物繊維をとるように心がける
 妊婦、授乳期・・・
  母体の健康と子どもの成長の為に多くの栄養素が必要
   →良質蛋白質、ビタミン、Ca、Feなど、栄養価の高い食品を十分摂り、
    エネルギー、塩分の摂りすぎに気をつける

食中毒予防の三原則
「食中毒菌をつけない、増やさない、殺す」

安全に食べる
 食品 生鮮食品…原産地の表示の義務
    加工食品…期限の表示などの義務
     消費期限…製造日から5日以内のもの(過ぎたら食べられない)
     賞味期限…上記以上に長持ちするもの(未開封なら食べられる)
  表示について定めている法律
   食品衛生法
   JAS法
   栄養改善法
  アレルギー物質の表示の義務
   5品目(卵、乳、小麦、蕎麦、落花生)
  食品添加物
   「指定添加物」…厚生労働大臣が指定 361品目
   「既存添加物」…天然添加物     450品目
     アカネ色素は発がん性が認められて削除された
   「天然香料」            612品目
   「一般飲食物添加物」         72品目
 食中毒
  �T細菌性食中毒
   �@感染型…細菌が食品中で増殖したものを食べることで発症
    サルモネラ菌:近年、卵による食中毒が第一位を占める
    腸炎ビブリオ:海水程度の塩分を好む
    病原大腸菌  例 O-157(ベロ毒素)
    カンピロバクター:鶏肉(少量の酸素を好む)
   �A毒素型…細菌の増殖時に算出する毒素が原因
    ブドウ球菌:化膿巣に存在 毒素:エンテロトキシン
    ボツリヌス菌:嫌気性菌  毒素:ボツリヌス毒
  �U自然毒
   動物…ふぐ毒(テトロドトキシン)
   植物…ジャガイモの芽(ソラニン)
      毒キノコ
      カビ(アフラトキシン・マイコトキシン)
  �V化学物質
   潜伏期間が上と比べて短い

 遺伝子組み替え食品

 1996年、厚生省が「安全」と認め、遺伝子組み替え作物の輸入が開始される
 現在、厚生労働省で安全が確認され流通が認められているものはダイズ・ナタネ・
 トウモロコシ・ワタ・ジャガイモ・テンサイ・アルファルファの7作物

 ・遺伝子組み替え作物の機能
 1.除草剤耐性(ダイズなど、特定の除草剤を散布しても枯れない)
 2.害虫抵抗性(ジャガイモなど、作物の全細胞中に殺虫毒素を作る)
 3.日持ち向上性(トマト、消費者の理解が得られず断念)

 ・人体への影響
 「トリプトファン事件」1989年アメリカ
 トリプトファンは必須アミノ酸のひとつ
 遺伝子組み替えトリプトファンを食品として販売したが
 予期されていなかった有害物質2種が含まれていたことが判明
 その有害物質が遺伝子組み替えによる副産物なのかは不明

 ・表示の義務・・・現在はテンサイ以外の6作物と31品目の加工食品が対象
 「組換え」「非組換え」「不分別」の表示法があり、不分別のみ任意表示
 「遺伝子組み替え不分別」は、組換えのものが混ざってるかも、ということ
 表示はJAS法(農林水産省)と食品衛生法(厚生労働省)で定められている