世界史 一学期中間範囲
☆明(1368〜1644)
〇洪武帝(朱元璋:紅巾の乱で台頭)
都を金陵におく
中書省を廃止して六部を皇帝直属にする
朱子学を官学化する
衛所制:唐の府兵制が模範の兵農一致の軍制
里甲制:110戸=1里として村落組織をつくる
魚鱗図冊(土地台帳)・賦役黄冊(租税台帳)
六諭の発布:農民強化のための6つの教え
海禁令の施行:朝貢貿易だけOK!
〇永楽帝(靖難の役で建文帝から帝位を奪って即位)
北京に遷都する
皇帝補佐役の内閣大学士を設置(事実上の宰相)
鄭和の南海遠征:マリンディまで行った。
→南海諸国の朝貢促進
日本と勘合貿易を開始
李氏朝鮮や琉球王国と朝貢貿易
モンゴル親征(vsオイラート・タタール)
〇衰退と滅亡
オイラート(首長はエセン=ハン)が土木の変で正統帝を捕虜に
タタール(首長はアルタン=ハン)も圧迫してきた
16c後半〜 万暦帝の改革で一時国力回復
張居正の登用→一条鞭法の普及
豊臣秀吉の朝鮮出兵(壬申、丁酉の倭乱)で朝鮮に援軍
17c初め〜 東林派(顧憲成など)vs 非東林派(魏忠賢など)
1644 李自成の乱→皇帝が自殺して明は滅亡
☆清(1616〜1912、民族は女真族)
〇ヌルハチ:後金建国、八旗の編成
〇ホンタイジ:国号を清に変更、理藩院の設置
〇順治帝:呉三桂の先導で北京入城、遷都、緑営の編成
〇康煕帝:三藩の乱を鎮圧、鄭成功の一族を平定して台湾征服
ネルチンスク条約でロシアとの国境を定める
遷界令発布
〇雍正帝:キャフタ条約、軍機処の設置
〇乾隆帝:ジュンガル部征服、新疆と命名
理藩院の整備、貿易港を広州に限定
+八旗:軍隊。満州八旗やら漢人八旗やらある
+緑営:漢人で編成された常備軍
+理藩院:藩部を管理する機関
+軍機処:内閣大学士にかわる政治の最高機関
〇対漢民族政策 +懐柔策:学者を優遇、大編纂事業を実施
「古今図書集成」「四庫全書」
+威圧策:弁髪を強制、文字の獄や禁書もする
☆明、清の社会経済
+穀倉地帯が長江下流域から中流域へ
「蘇湖熟すれば天下足る」→「湖広熟すれば天下足る」
+郷紳の台頭:科挙合格者、元官僚などが地方政治に大きく影響
+抗租運動:小作料支払いを巡る地主と佃戸の闘争
+陶磁器:景徳鎮が産地。染付、赤絵が発達した
+山西商人(金融業)、新安商人(塩の売買)が動く
同業者、同郷者の集う会館、公所も設立
+一条鞭法:地税と人頭税を銀で納める
+地丁銀制:丁税(人頭税)を廃止
☆明の文化
+朱子学を官学化
+陽明学成立:王守仁が大成
+考証学成立:確実な文献に基づいて研究する 黄宗義、顧炎武
+「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」「金瓶梅」がかかれる
+「本草綱目」「農政全書」「天工開物」もかかれる
+「四書大全」「五経大全」もかかれる
+南宋画(文人画)は董其昌が大成、北宋画(院体画)もあるよ
☆清の文化
+考証学発展
+公羊学成立
+「紅楼夢」「儒林外史」「長生殿伝奇」がかかれる
+「古今図書集成」「四庫全書」もかかれる
☆イエズス会
+マテオ=リッチ:「坤輿万国全図」中国初の世界地図
「幾何原本」(徐光啓と一緒に)
+アダム=シャール:「崇禎歴書」(徐光啓と一緒に)
+フェルビースト
+ブーヴェ、レジス:「皇輿全覧図」
+カスティリオーネ:「円明園」設計
☆イスラーム
〇ティムール帝国(1370〜1507、都:サマルカンド)
1370. 西チャガタイ=ハン国から独立、ティムールが建国
1402. アンカラの戦い:オスマン帝国に勝利しバヤジット1世を捕虜に
1405. ティムール死去、その約100年後にウズベク族により帝国滅亡
〇オスマン帝国(1299〜1922、都:イスタンブルなど)
1402. バヤジット1世、アンカラの戦いで捕虜に
1453. メフメト2世、ビザンツ帝国を滅ぼす
ちなみに同じ年に百年戦争が終わった
コンスタンティノープルを占領しイスタンブルと改称
1517. セリム1世のとき、マムルーク朝を滅ぼす→エジプト征服
1526. スレイマン1世のときハンガリー征服
1529. ついでに第一次ウィーン包囲(vs 神ロ皇帝カール5世)
1535. 仏王フランソワ1世と同盟、カピチュレーションを与える
1538. プレヴェザ海戦で勝利
1571. レパント海戦で↑と同じ敵に敗北
+統治政策 ミッレト制 :異教徒に宗教ごとの自治を認める
デウシルメ制:キリスト教の少年をイスラームに改宗させ
軍人や官僚にする
イェニチェリ:その少年たちでできた常備歩兵軍団
ティマール制:騎士に土地の徴税権を与え軍役義務を課す
〇サファヴィー朝ペルシア(1501〜1736)
1501. イスマーイール1世のとき穏健シーア派(十二イマーム派)を国教化
「シャー」の称号を使用
1597. アッバース1世のとき新都イスファハーン造営
1622. ボルムズ島をポルトガルから奪回
1796. カージャール朝成立
〇ムガル帝国(都:デリー→アグラ→デリー)
1526. パーニーパットの戦いでバーブルが建国
1558. アクバルがアグラに遷都
彼はヒンドゥー教徒と仲良くしたくて彼奴らへのジズヤを禁止した
1653. シャー=ジャハーンはアグラにタージ=マハル(奥さんのお墓)造営
1679. アウラングゼーブはジズヤを復活←外征などで財政難
+文化 ウルドゥー語を使った。ムガル絵画やラージプート絵画を描いた。
☆大航海時代
〇背景:マルコ=ポーロの「世界の記述」などで東方に関心がわく
香辛料などの東方の物産の需要
あとオスマン帝国の地中海進出とレコンキスタ
〇インド航路開拓...ちなみに3人ともポルトガル人
+エンリケ航海王子
+バルトロメウ=ディアス:1488. 喜望峰到達
ポルトガル王ジョアン2世の援助
+ヴァスコ=ダ=ガマ:1498. カリカット到達
〇新大陸発見
+コロンブス:ジェノバ出身
トスカネリの地球球体説を信奉
1492. スペイン女王イザベルの援助で
サン=サルバドル島(西インド)到達
〇新大陸探検
+カボット:1497. 英王ヘンリ7世の援助で北米探検
+アメリゴ=ヴェスプッチ:1497. 南米を探検
+カブラル:1500. ブラジルに漂着
+バルボア:1513. パナマ地峡
〇世界周航
+マガリャンイス(マゼラン):1519〜22. スペイン王カルロス1世の援助で
世界周航達成(途中で死んだけど)
〇ポルトガルとスペインの進出(この辺は固有名詞全て赤かもしれない)
+教皇子午線を設定
+トルデリシャス条約でそれを西に移動→ブラジルはポルトガル領に
+ポルトガル進出...1510. ゴア占領
1511. マラッカ占領
1512. モルッカ諸島(香辛料の原産地)到達
1543. 種子島漂着
1557. マカオの居住権獲得→1887ポルトガル領に
→1999中国に返還
+スペイン進出...1512. コルテス:アステカ帝国を滅ぼす
1533. ピサロ :インカ帝国を滅ぼす
統治システム:エンコミエンダ制:
植民者に土地、住民の支配権
ラス=カサスが廃止を訴える
アシエンダ制:プランテーション経営
アカプルコ貿易:ガレオン船を使った
〇大航海時代の影響(教科書p.173辺り)
+商業革命:リスボンやアントワープが商業の中心に
+価格革命:物価高騰(ポトシ銀山開発)
+グーツヘルシャフト(農場領主制)
☆ルネサンス
〇基本精神:ヒューマニズム(人文主義)
〇成立:東方貿易でイタリア諸都市が繁栄
フィレンツェの大富豪メディチ家やレオ10世など
貴族、商人、皇帝による文芸保護
〇中心:フィレンツェ→ローマ→ヴェネツィア
〇衰退:イタリア戦争で都市が荒れ果てる
大航海時代で商業革命がやってきてイタリア諸都市は衰退
〇イタリア=ルネサンス
+文学...†ダンテ「神曲」:トスカナ語でかかれた
†ペトラルカ「叙情詩集」
†ボッカチオ「デカメロン」:ペスト流行が舞台
+絵画...†ジョット:ルネサンス絵画の先駆者
†ボッティチェリ「春」「ヴィーナスの誕生」
†レオナルド=ダ=ヴィンチ「最後の晩餐」
†ミケランジェロ「最後の審判」
†ラファエロ「アテネの学堂」
+彫刻...†ミケランジェロ「ピエタ」「ダヴィデ」
+建築...†ブルネレスキ:サンタ=マリア大聖堂
†ブラマンテ:サン=ピエトロ大聖堂
+政治...†マキァヴェリ「君主論」
〇イタリアじゃないとこのルネサンス
+ネーデルラント(オランダとかベルギーの辺り)
†ファン=アイク兄弟
†ブリューゲル「農民の踊り」
†エラスムス「愚神礼賛」
+ドイツ
†デューラー「四使徒」
†ホルバイン:エラスムス像などの肖像画で有名
+フランス
†ラブレー
†モンテーニュ「随想録」
+イギリス
†チョーサー「カンタベリ物語」:デカメロンのイギリス版
†トマス=モア「ユートピア」:第一次囲い込み運動への批判
彼はヘンリ8世の離婚に反対し処刑された
†シェークスピア:ロミジュリとか色々かいた
+スペイン
†セルバンテス「ドン=キホーテ」
彼はレパントの海戦で左手を失った
†エル=グレコ:クレタ島出身のギリシア人
〇科学技術
+コペルニクス:天球回転論
+ジョルダーノ=ブルーノ:地動説を主張→死刑
+ガリレオ=ガリレイ:地動説を主張→裁判で撤回して生き残る
+ケプラー:惑星運行の法則
〇三大発明
+火薬:中国の宋代に発明。戦術が変化して騎士の没落を早めた
+羅針盤:同じく宋代の発明。大航海時代の幕開けに貢献
+活版印刷:グーテンベルクが発明。宗教改革を促進
(以下文系のみ、だと思う。ここまでは理系も共通でいけるかもしれない)
☆古代アメリカ文明
〇メキシコ:オルメカ文明→〇〇→アステカ文明(都:テノチティトラン)
→コルテスが征服
〇ユカタン半島:マヤ文明(象形文字を使った)
〇アンデス山脈:チャビン文明→△△→××→インカ帝国
(都:クスコ、マチュ=ピチュの遺跡)→ピサロが征服
☆西ヨーロッパの中世の文化
〇ラテン語が学術の共通語
〇哲学は神学の婢、神学が最高の学問だった
+神学(スコラ学)
3〜5c 教父哲学、アウグスティヌス「神の国」
8〜9c カロリング・ルネサンス、神学者アルクィン
11〜12c 実在論(アンセルムス)vs 唯名論(アベラール)
13c〜 スコラ哲学大成 トマス=アクィナス「神学大全」
14c〜 スコラ哲学衰退 ウィリアム=オッカム、ロジャー=ベーコン
+大学
〇ギルドのような組織
〇専門4学部:神学、哲学、法学、医学 と7自由学科
+建築
〇ロマネスク様式:半円筒アーチ(ex.ピサ大聖堂)
〇ゴシック様式:尖頭アーチ、ステンドグラス(ex.ケルン大聖堂)
〇ビザンツ様式:モザイク壁画
+文学
「ローランの歌」「アーサー王物語」「ニーベルンゲンの歌」
☆論述問題
1.アリストテレス哲学などのギリシアの思想・学問はどのようにして
イスラーム世界で受容され、さらに西ヨーロッパに伝わったか
以下の語句を用いて120字以内で説明せよ。
バグダード 十字軍 イベリア半島
※東欧に、ギリシア語で書かれたギリシア語文献があった。
それはイスラームの方に入って、バグダードやら知恵の館やらで
アラビア語に翻訳された。
11世紀頃から起こった十字軍の輸送でイタリア諸都市は繁栄し
東方との地中海貿易が盛んになって、イスラームから文物が流入した。
アラビア語の文献はイベリア半島やシチリア島から
西欧に入ってラテン語に翻訳された。
2.明清時代に流行した「湖広熟すれば天下足る」という言葉と
宋代に流行した「江浙熟すれば天下足る」という言葉を比較して
宋代から明清時代にかけての農業生産の変化について90字以内で説明せよ
※宋代では長江下流域が米作の中心地であったが、
明代では、国内の商工業が発展し、長江下流域は綿織物や生糸など
家内制手工業が盛んになり、原料の綿花などの栽培が普及した。
そのため、明末には長江中流域の湖広が新たな穀倉地帯となった。
3.ムガル帝国は、16〜17世紀の間に宗教政策を大きく変えた。
その変化を、関係する2人の皇帝の名を用いて90字以内で説明せよ
※15〜16世紀のインド社会では、イスラーム教とヒンドゥー教との
融合をはかる信仰が盛んだった。アクバルもそうして
支配の基盤を高めようとして、非イスラーム教徒に課されていた
ジズヤ(人頭税)を廃止して、ヒンドゥー勢力を味方につけた。
しかしアウラングゼーブはイスラーム教を深く信仰する一方で
他宗教には厳しく、人頭税を復活させた。
4.大航海時代の到来とともに、中国やヨーロッパに大量の銀が流入した。
銀の流入に伴い、中国・ヨーロッパで起きた経済的な変化について
以下の4つの語句を用いて150字以内で説明せよ
ポトシ、日本銀、価格革命、一条鞭法
※ヨーロッパではポトシ銀山などから大量の銀が流入したために
価格革命と呼ばれる物価騰貴が起こった。
中国では16世紀に国際商業が繁栄して、日本銀が大量に流入した。
税の納入も銀で行われるようになったので、各種の税や徭役を
銀に一本化して納入する一条鞭法の改革が実施された。